3月は「春のトライフル」というお菓子を作っています。
トライフルはイギリスの家庭で作るデザート、
「取るに足らない、些細なこと」というような意味のようです。
「春のトライフル」では、スポンジ生地に辛口のシェリーを振り、
ヴァニラを効かせたカスタードと苺を合わせています。
「ボウルいっぱい食べたい!」と言ってくださる方もあり、嬉しいです。
では、「夏のトライフル」もあるのでしょうか?
たぶん あります。
2012-03-08
about music
ときどきお客様から、店でかかっている曲についてお尋ねがあります。
残念ながら2000近い曲をランダムに再生しているので、
ディスプレイに表示されている、今かかっている曲以外は
お答えできないことが多いです。
それでも、あとで履歴を調べてわかることもあります。
この前、2Fのお客様のお尋ねになった曲はおそらく、
今年、生誕100年を迎えるジョン・ケージの
「プリペアド・ピアノのためのソナタ」と思われます。
1977年、若き日の高橋悠治さんの演奏です。
ケージの発明したプリペアド・ピアノとは、
ピアノの弦に金属、木片、ゴムなどを挟んで
音色を変えたもので、最近ではHausckaらが使っています。
店でかかるケージのプリペアド・ピアノ曲としては
他に「季節はずれのヴァレンタイン」
��1944年作曲)があります。
こちらは、妹の高橋アキさんによる演奏です。
「戦争は世界中を大きな音で覆った、
だから私は妻のためにこの曲を小さな音で作った。」