今年もどうぞよろしくお願いいたします。
この春で開店から5年になります。
町外れの店なのに広告も宣伝もしないので、始めた頃は、何時間もお客様が見えないことがよくありました。
そんな時は、階段に腰掛けて ku:nel を読んだものです。
湿気に弱くて雨が降ると反り返ってしまう 儚げで美しい表紙。毎号、新しい絵を飾るように店に置きました。
ページを捲ると、外国の片田舎のおばあさんや、いろいろな職業の名もない人達がにこにこ笑っていました。
どこか不思議なおしゃれの特集や、誰かの美味しそうなご飯、ちょっと変わった習慣…
眺めているうちにいつの間にか体の力がふっと抜けてとても楽な気持ちになりました。
今までありがとう、クウネルくん。お礼を言いたくて書きました。